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頭痛がしたので横になっていた。
その2が心配そうにどうしたのと聞く。

わたし「おかーさん、具合悪いの。頭痛いのよ」
その2「じゃ、寝てなよ。我慢しなくていーよ、いーよ」

じっと横になる。

その1「ただいま~」
その2「おにーちゃん、静かに!ママ、今日、頭、悪いから!

・・・・どうせ頭、悪いですよっ!
# by genkiyohou-shi | 2010-11-08 06:39 | ワタクシゴト
脱出作戦1 脱出作戦2 の続きなのであります。



いそいそと混み合うトイレから、無事帰還したその2とわたし。
入り口付近でパソコンゲームをして待っているはずのその1はどうしているだろう。

その1は環境汚染問題を考えるゲーム、
「みみずくん救出作戦ゲーム」を一生懸命していた。
3台並んだパソコンに男の子達が陣取り、クリックの連打をしてみみず君を助けている。

わたし「その1,お待たせ!」
その2「おにーちゃん、行くよ~」
その1「よ、こっちも今、終わるとこ。ちょっと、ちょっと待って!」
わたし「ん?」

ふと画面をみると
「今日の勇者」という画面が出ている。
みみず君の救出に成功した人の名前を登録できるようなのだが、
一番上にその1の名前が載っている。
しかし、あせって入力したせいか名前は

「そののののの いちちちち」

と同じ文字が連打されたままで表示されていた。

わたし「ね、そののののいちち君。いいの?これ?」
その1「だってもう直せないんだもん」

そのののいちち君とようやくこれで、遊びに出かけたのでありました。
込んだ科学技術館。
でも特別展よりよっぽどおもしろかった。
# by genkiyohou-shi | 2010-11-05 06:40

「脱出作戦1」の続き。

さて、いざ遊ぼうという段になっての「トイレ」発言に
その1、しらける。
仕方なく3人でトイレの場所に向かう。
トイレの入り口に、環境保護に関したゲームができるパソコンがおいてあった。
ミミズさんの住んでいる地中の穴に、
染みこんでくる汚染物質を途中で止めろ!なゲーム。
早押しクリックで小石を穴に詰めて汚染物質を阻止する。

わたし「その1,ここでゲームして待ってて。
    その2とトイレ行ってくるから」
その1「よっしゃ。オレここにいる」

ゲームに燃えたその1を残して、その2とトイレに入る。
どうやら「大」のほうを催した様子なので、女性トイレのほうに二人で行く。
適度に込んだ女性トイレで、その2は個室に入ってしまった。

しばらく・・・待つ。


出てこない。


しばらく・・・・待つ。


出てこない。


わたし「その2、大丈夫なの?おなか、痛い?」

少しドアが開いてその2が顔を出した。

その2「ママ、目、つむっててよ!」
わたし「え?なんで?」
その2「ダメ!前向いて、目、つむっててよ!」
わたし「わ、わかった」
その2「見ちゃ、だめだからね!」

洗面台の前で目をつむるわたしの後ろの個室から
そろそろと出てくるその2。
周りには化粧を直す女性陣が数名。私たちの会話を聞いている。

その2「手、洗わなくっちゃね~」
そそくさと洗面台で手を洗い出すその2。

その2、なんだか見られたくない何かをしでかしたらしい。
その2が出てきた個室をすかさずのぞきに戻ってみた。
すると流しきれない「例の物」が便器に残ったままである。

慌ててハンドルを押すと、すんなりジャーと流れていったが、
どうやら子供の力にはこのハンドルが重たかったようだ。
押し切れなかったので、なかなか流れない。
何度も試したが流れなかったのである。

困ったその2はとうとう、

脱出作戦・コードネーム「見なかったことに」を決行するに至った訳である。

わたし「その2、大丈夫だよ。流れたから」
その2「え?そお?」

手を洗い続けている、大胆な作戦をしかけた悪人は
内心びくびくしながら待っていたくせに
涼しい顔で蛇口を閉めた。
この作戦の場合、ママ以外の大人達全員にも言わなくちゃダメだよね。
「みなさ~ん、オレが出るまで、目、つむっていてくださ~い」

でも処理後、正々堂々と脱出してきた。
やっぱり、チーム組んで来てよかったね。

さあ、待っているその1はどうしてるかな?


(続く)
# by genkiyohou-shi | 2010-11-03 05:57
科学技術館に行った。
今日は「はやぶさ」の模型が見られるからと「宙博」に出かけたのだ。

だが、同じ思いの人はものすごく沢山いて、
入場チケットを買うのに30分。ホントの入場に1時間半かかってしまった。
科学技術館の玄関にたどり着くまで、延々と公園内を列になって
順番をまった。
(その1とその2はDSを持っていったおかげで、
待ち時間も楽しくて仕方なかったようだけれどね。)

そしていざ入ってみると、はやぶさの模型も実寸1/5とあって小さい。
他ブースも会社の宣伝だけのようで、まったく面白くなかった。
人に押されて入り口から出口へ流れてきただけ。

科学技術館の常設展のほうがよっぽど面白い!!・・・・って
事で常設展のほうへ移動する。
そこは「宙博」からの流れて来た人でこりゃまた大混雑。

もう、何しに来たんだよう、
何するにも並ばなくちゃいけないんだよう、という具合。

さて、いざ遊ぼうという段になったところで
その2が一言。

「トイレ!」

私たちはトイレへ行くことになる。

(続く)
# by genkiyohou-shi | 2010-11-02 06:19
先日、その2の保育園の友達とママたちとみんなで集う機会があった。
その1も付いてきた。

その1は小さい子の面倒を見るのが本当に好き。
おどけて見せてちび達を笑わせるのが本当に好き。
ギターも弾けるから保育園の先生にでもなったら?とわたしが言うくらい。

今日も保育園児の集まりにお兄さんはその1だけだったので
いつものようにみんなの相手をしてやった。
保育園男児達はその1にじゃれてつかまり、叩いたり乗っかったり・・・
そのうち加減と容赦がなくなってきて、
その1はみんなに囲まれ洋服は引っ張られ
ポカスカ殴られている。

それでも小学二年男児のその1には、
まぁ普通に耐えられる日常の暴力の範囲内で
笑いながら叩かれていた。

ちと痛いけど、ま、大丈夫の範囲なのだ。
ちび好きのその1には
「こいつらったら仕方ないな・・・」の範疇である。
大勢に囲まれて「オレって人気者?」の心境である。

しかし、見ていた弟のその2にしたら
兄がボコボコにされているとしか思えなかったようであった。

その2「やめてよ~~!!みんな、やめてよ~~!!!」

叫んでやめさせようとしたが、ふざけたちび男子に歯止めは効かない。
とうとう、その2が泣き出してしまったのである。
泣いたその2に驚いて、みなでのおふざけは終わった。

しかし、その2はその後もしばらくシクシク泣いていた。
家に戻ってからもまだ、思い出しては泣いていた。

わたし「その1,大丈夫だよ。ふざけてただけだからさ~」
その1「オレ、平気だよ」
その2「・・・」
わたし「いつもはその2はお兄ちゃん、大嫌いなのにね」
その2「おにーちゃんがいいよ~。おにーちゃんがいいよ~(泣)」
わたし「あれ、お兄ちゃんがいいの?お兄ちゃんが大好きなの?」
その2「おにーちゃんがいいよ~。嫌な時もちょっとあるけど
    おにーちゃんがいいよ~!!うわ~ん!!!(泣)」

しばらくまた泣いていたが、泣き終わるとわたしに言った。

その2「あのさ、オレさ、今日お兄ちゃん助けたんだ。
    ママ、カレンダーに”おにいちゃんを助けた日”って書いておいて」
わたし「うん、うん、書いとく」
    (その2はオレの泣くほどの必死の制止により兄を助けたと思っている)

カレンダーに赤いボールペンで「おにいちゃんを助けた日」と書いてやる。
今日より歴史的記念日。

書き込むわたしを見ながら
「オレ、助けられてないけど」と
その1が言った。