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脱出作戦 2


「脱出作戦1」の続き。

さて、いざ遊ぼうという段になっての「トイレ」発言に
その1、しらける。
仕方なく3人でトイレの場所に向かう。
トイレの入り口に、環境保護に関したゲームができるパソコンがおいてあった。
ミミズさんの住んでいる地中の穴に、
染みこんでくる汚染物質を途中で止めろ!なゲーム。
早押しクリックで小石を穴に詰めて汚染物質を阻止する。

わたし「その1,ここでゲームして待ってて。
    その2とトイレ行ってくるから」
その1「よっしゃ。オレここにいる」

ゲームに燃えたその1を残して、その2とトイレに入る。
どうやら「大」のほうを催した様子なので、女性トイレのほうに二人で行く。
適度に込んだ女性トイレで、その2は個室に入ってしまった。

しばらく・・・待つ。


出てこない。


しばらく・・・・待つ。


出てこない。


わたし「その2、大丈夫なの?おなか、痛い?」

少しドアが開いてその2が顔を出した。

その2「ママ、目、つむっててよ!」
わたし「え?なんで?」
その2「ダメ!前向いて、目、つむっててよ!」
わたし「わ、わかった」
その2「見ちゃ、だめだからね!」

洗面台の前で目をつむるわたしの後ろの個室から
そろそろと出てくるその2。
周りには化粧を直す女性陣が数名。私たちの会話を聞いている。

その2「手、洗わなくっちゃね~」
そそくさと洗面台で手を洗い出すその2。

その2、なんだか見られたくない何かをしでかしたらしい。
その2が出てきた個室をすかさずのぞきに戻ってみた。
すると流しきれない「例の物」が便器に残ったままである。

慌ててハンドルを押すと、すんなりジャーと流れていったが、
どうやら子供の力にはこのハンドルが重たかったようだ。
押し切れなかったので、なかなか流れない。
何度も試したが流れなかったのである。

困ったその2はとうとう、

脱出作戦・コードネーム「見なかったことに」を決行するに至った訳である。

わたし「その2、大丈夫だよ。流れたから」
その2「え?そお?」

手を洗い続けている、大胆な作戦をしかけた悪人は
内心びくびくしながら待っていたくせに
涼しい顔で蛇口を閉めた。
この作戦の場合、ママ以外の大人達全員にも言わなくちゃダメだよね。
「みなさ~ん、オレが出るまで、目、つむっていてくださ~い」

でも処理後、正々堂々と脱出してきた。
やっぱり、チーム組んで来てよかったね。

さあ、待っているその1はどうしてるかな?


(続く)
by genkiyohou-shi | 2010-11-03 05:57