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夏の夜空

夏の寝室の扉をあければそこは、
一面に敷き詰められた布団のシーツの上に広がる
一大プラネタリウムである。

さあ
これから夏の夜空を観察しましょう。

まずは夜になって早目の時刻には
その大きさでひときわ目を引くママ親星と
(その1)等星、(その2)等星とで作る
夏の大三角形があらわれます。

大三角形は時間をかけ、ゆっくりと回転。
天上を巡ります。

深夜になってから
おおくま座(パパ親)の出現に伴い、その横にこぐま座(その1)があらわれます。
おおくま座の足もとには小さなりょうけん座(その2)が横たわり、
くま達に蹴飛ばされないようにこまめにその位置を変えています。

日によって、りょうけん座の足の付け根のあたりから天の川が出現する日もありますが、
今日は見えません。りょうけんも警戒して寝る前に水を飲まなかったからでしょう。

明け方にいたるまでシーツを彩る、様々な星座は
時間によってその位置を大胆に変え、移動します。
熱帯夜の続く今年の夏空の観察では、星座標も大きく変わり、
時間ごとに見せるその姿の変動に誰しもが驚くことでしょう。

こうして
太陽の光にてらされ、寝ぼけた星達は朝を迎えるのです。

関連記事・・・「男子寝体操 幼児・小学生の部ペア」
        「そりゃ仕方ないよね」
by genkiyohou-shi | 2010-09-02 09:58