その2がふすまを閉めて、なにやら隣の部屋でゴソゴソしている。
そのうち、チャリーンチャリーンと小銭を数え出す音が聞こえてきた。

なにをしているかと、ふすまを薄くあけて隙間からのぞいていると、
床に自分のお小遣いの小銭を並べ、その上に空き箱の蓋をかぶせている。
かぶせた蓋の上で両手を大きく振りかざし
怪しい動きをしている。
そして小声で何やら呪文をかけていた。

お金が増えるようにと魔法をかけていたのである。
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by genkiyohou-shi | 2011-02-22 06:12
その2が「ママ、ママ!」と用事をしているそばからうるさく呼びかける。

わたし「その2。ちょっと待ってて!3分待ってて!ね?」
その2「3分ってどのくらい?」
その1「60を3回数えたら3分だよ~!!」

お、さすがもうすぐ3年生。
おぬし、時間の仕組みをわかっているな。
60秒が3回分で3分だぞ。
弟にわかりやすく説明するなんて、あんたは偉い!天才!

その2「わかった~!数えるう~」
    「60!60!60!


昔から数字に独自センスのその2。

関連記事・・・「育児で必殺光線・またまた数える」
        「育児で必殺光線・全然、解ってない」
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by genkiyohou-shi | 2011-02-18 06:29
その2と動物図鑑でキリンをさがしている。

その2「キリンはどこに載っているのかな~」
わたし「目次でさがしてごらん。いちばん最初のほうのページだよ。」
その2「き・・り・・ん・・・」
わたし「ほらほら、ここ。88ページに載ってますよって目次にかいてある。
    88ページを開いてごらん」
その2「うん、わかった。オレがページをめくるからママもほら、一緒に数えてね!
    い~ち、に~、さぁ~ん・・・」

・・・!!!!
わたし、88ページまで数えたくありません。
あのさ、本って下の方にページ数が書いてあるんだよう!!
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by genkiyohou-shi | 2010-05-19 05:42
その2「ママー、おひな様のせんべ、あげるよ」

その2がひなあられの袋を持ってやってきた。

その2「何個、欲しい?」

・・・何個って。ざらっとくれないのかしらね、その2は・・・
その2「はい、手だして。5つね」

その2、わたしの手にひなあられを厳選5粒くれる。
かなりケチ。

その2「ほら、白だよ。白は当たりだよ」

厳選5粒の中に白が入っていた。
特別な「白」をくれたらしい。
大サービス。ケチじゃないそうだ。
特に白を多めに交換してくれる。

あられの袋に手を突っ込みながら
良いことをしてやったと言う顔をしてその2は去っていった。

こら~
女の子にこの配当はないでしょ~
ピンクとか色付きでもっと沢山ちょうだい~!!!!
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by genkiyohou-shi | 2010-03-05 06:54
その1「お~い!かあちゃん。100点、捕ってきたぞ~」

帰ってきたその1が自慢げにランドセルを開ける。
「100点とった」と言う口調がなぜか
「採った」でなくて「捕った」に聞こえたからおかしい。
魚釣りにでも行ってきたみたい。
100点は捕獲物なのかい・・・

さてランドセル・クーラーボックスの中から今日のお魚を出す。
何匹かいる。
うむ、大漁だが雑魚もいる。
100点魚はつかみにくい。
つかんだと思えばぬるりと手から逃げていくのだろう。

その1「これ、こう書いとけば100点だったのにな~。おっしいな~
    知ってんだから。わかってんの!」

逃した獲物が大きいところも魚と同じ。
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by genkiyohou-shi | 2010-03-03 07:09
夜ごとに聞こえるこの数え声。
「いちま~い、にま~い」
「さんま~い、よんま~い・・・」

皿ならぬ小銭を数えるその1の声。

「たりな~い。かあさん、おこずかいおくれ・・・」

あな、おそろしや。


関連記事・・・「奇跡の人」
        「怖い話」
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by genkiyohou-shi | 2009-10-22 05:16
ヘレン・ケラーは
アルファベットというA、B、Cと「WATER」という単語と
この世の物には名前があって、手にあたるこの液体が「WATER・水」であると
これまでバラバラに認識していたすべてのことが
繋がった、その瞬間。
ああ、これがそうなのね、これが!
突如、混沌の世界に意味が与えられて叫んだのである。

「WATER!!!」と。


その1は
数字という1、2、3と足し算という計算と
この世の物には値段があって、手にしたいあのDSソフトが5千いくらであると
これまでバラバラに集めていた小銭の価値とすべてのことが
繋がった、その瞬間。
ああ、これがそうなんだ、これが!
突如、自分の貯金箱の中に意味が与えられて叫んだのである。

「2413円~!!!」と。

(DSソフト買うにはあとちょっと、足りない・・・)
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by genkiyohou-shi | 2009-10-20 05:48
唐突にその2がパパ親に謎を持ちかけた。

その2「パパ~、ジュウキュウ・ロク、知ってる?」
パパ親「ジュウキュウ・ロク?19、6?」
その2「そう!ジュウキュウ・ロク。その2は知ってるんだよ~」
    じゃあ、ゴジュウ・ロク知ってる?」
パパ親「56?  どっちも知らないよ?」


最近、ベイブレードに凝っているその1その2兄弟はその改良、改造に余念がない。
今時のベイゴマはパーツごとに部品交換して組み合わせられるのである。
その1はベイブレードの雑誌を眺めては、
これとこれを組み合わせたら攻撃性が上がるだの
持久力が、ディフェンスがどうだのと言っている。

そういう兄を見て研究するせいか、
その2だっていっぱしのベイブレーダー(ベイゴマをやる人をこう呼ぶ)のつもりである。

だがしかし、しょせん4歳児。

”ジュウキュウ・ロク”は「持久力」だと思うのだが・・・
(ジュウキュウ・ロクのせいで「56」なんて新しいでまかせ用語まで考え出してしまったし・・)
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by genkiyohou-shi | 2009-08-24 05:28
その2「ママ、今日は15と51だからね」
わたし「わかった、15出しといた」
その2「51が一個しかないよ」
わたし「え?そうなの?あ、じゃああそこだ、取ってくる。
     下は37だからね。自分でやってよ。」
その2「わかったから、早く51取ってきて」

なんの事でしょう?

男の子の洋服のデザインにはやたらと数字がプリントしてあったりする。
ちょっとカッコよくスポーティーに見えるようだ。
その2はそのせいで数字の書いてある洋服が好きなのだ。
数字指定で着るものを言う。

つまり、上の会話を解説すると・・・
まず、今日はTシャツが15で靴下が51、ショートパンツが37とプリントされているのでした。
その2の指定通り洋服を出しておいたが、
靴下片方が乾いていなくて、違う所に干してあった。
それをあわてて取ってくる。その2、その間にパンツは自分で履く。

今日のコーディネイトは全身でトータル154です。
一応、値段じゃないからね。
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by genkiyohou-shi | 2009-05-22 09:39
その2はマイペース男であるからして、人に指図されるのが大嫌い。
片付けなんてこれまた大嫌い。
で、あるからして人に言われて片付けなんて、こんなの絶対やりたくもない。
なにかと違う事をしてあっちにふらふら、こっちにフラフラ。
絶対に片付けはしない。

その1「あとはその2が出したものだからね~」
パパ親「その2、片付けなさい」
その2「いやだ~」
その1「片付けないと捨てられちゃうんだからね、いいの?」
パパ親「出ているオモチャは掃除機で吸いとっちゃうからね、いいね!」
その2「いやだ~!」
その1「あと10秒で片付けないと、捨てられちゃうからっ
    10,9,8,7・・・・・                     」
その2「数えないで~」
パパ親「10!9!8!7!6!]
その2「数えないで~!!!」

あちらこちらでカウントダウンの声が上がる。
あと何秒で片付けないといけないんだ?その2?

その1「6!5!4!3!」
その2「数えないで~」
パパ親「5!4!3!」
その2「数えないで~!!!!」

せかされるのなんて大嫌いっ!
みんなで数えてずるい。
オレだって 数えるのやりたい。

その2「3!4!5!」
とうとうその2まで、片付けしないで数える方に回ってしまった。
オレも楽しく数えるだけで片付けはしないんだも~ん・・・

その1、パパ親「数えないで~!!!さっさとかたづけしなさ~い


関連記事・・・「それなら安心」
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by genkiyohou-shi | 2009-05-01 05:40