人気ブログランキング | 話題のタグを見る

母はいろんな事を暖かい目で見守るのだ

ディズニーランドに行ってきたのである。
今回はお友達(晴れ男)とそのママ(晴れ女)と一緒。
おかげでその1の雨男ぶりも軽減され、めずらしく傘をささないですんだのである。

ところで、今日はそのアトラクションのお話し。

ジャングルルーズに今回も乗ったのでありますが、
このアトラクションは開園当初から全く変わらない。
でも、この変わらなさがディズニーランドに来たって「お約束ごと」で、私は好きなのである。
開園の時から知るおばさんの私なんぞは
どこに何がでてくるのか、船長がだいたい何をいうのか、もう覚えてしまっているのである。


しかし、今回のクルーズはひと味違った。
船長が新任者であったのだ。それも船長になりたて二週間目の女性。
このアトラクションの担当は
たぶんアルバイトの中でも口達者な人が選ばれてなるのであろう。
この新任の女性船長もかわいらしいルックスであったが、なかなかよくしゃべっていた。
しかし、いかんせん慣れていないので声が小さい。
小さい声で説明されても、慣れた客は皆誰も聞いていないのである。

女船長「あ、右手から原住民が槍を構えて私たちを狙っています!
     右側のお客さまたちは伏せて!!」

こう女船長が小声で叫んだ時、いすから飛び降りて
船底に身を伏せたのは乗客の中でその1だけだった。
その1、偉い。
その1はこういうところ、ちゃんと丁寧にやるのである。
偉いぞ、少年。

まぁ当然のごとく原住民からの槍は飛んでこない。

女船長「ああ、槍は飛んで来なかったですね~良かった良かった。
    そうです、彼らの持っている槍は槍は槍でも「おもいやり」でした」
乗 客「・・・」

船は水面を滑るように進み、船長のギャグは乗客の頭上を滑る。

女船長「みなさん、聞いてますか~?」

あまりの反応のなさに船長は思わず確認をとってしまった。
その聞き方があまりにかわいらしかったので、乗客は
「は~い」とお返事をして、これより小声のガイドを一生懸命聞くこととなるのであ~る。
それから様々なギャグとお約束なセリフに乗客の皆さんは暖かく反応し、
笑ったり、驚いてみせたりして
とうとうジャングルの旅も終わりに近づくのであった。

女船長「さあ、いよいよ皆さんの旅も終わりです。
     もと来た桟橋が見えてまいりました。
     皆さんのおかげで、私もここでやっていけそうな気がしてきました~」

と最後に船長が言った一言が、私には乗船中のギャグの中で一番面白かった。
     
がんばれ、女船長!
夏休みに入る前にもっと慣れておきなよ。
by genkiyohou-shi | 2010-06-28 16:45 | 未分類